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2007年3月 3日 (土)

柳川まり

今柳川は「さげもんめぐり」で大賑わいです。12月、1月、こたつ舟を目的に見えたお客さんが、2月も11日を迎えると、「さげもんめぐり」と川下りに目的が変わられます。柳川は、一足早く雛祭りが始まるのです。

2006_03010054_6 左の写真は、江戸時代立花家の茶室として使われていた「戸島邸」のさげもんです。さげもんめぐりでは、こういった屋敷の他、かんぽの宿といった公共施設や商店街のお店等でも見ることができます。

写真ですが、中央の雛壇の左右に飾り物が下がっています。これがさげもんといわれるものです。円いわっかの真ん中に今回のタイトル「柳川まり」が2個、周りの糸にぬいぐるみが計49個、トータル51個のさげもんが下がっています。これらが部屋いっぱいにところ狭しと並ぶ様は、それは華やかで美しいもんです。

人生50年といわれていた時代、51個のさげもんを部屋いっぱいに飾って、子供の長寿を願うこの慣わしは、江戸の頃、立花家に始まり、次第に庶民の家庭に広まってきたとされています。

さげもんのなかでも、ひときわ目を引くのが「柳川まり」です。先日、この「柳川まり」保存会の会長をされている「北島 たえ」さんに会ってきました。84歳になられた北島さん、それはお元気で、現在でも毎日一個の割りで「柳川まり」を創っておられます。

2006_02050049_1 北島さんが、特に力をいれて創っていらっしゃるのが、写真の「草木染めのてまり」です。まりが出来上がるには、いくつかの工程がありますが、最後の仕上げの段階で、草木を染めてできた糸を使うのが「草木染めのてまり」です。「草木染めのてまり」こそ、柳川に古くからつたわるもので、北原白秋の「まりもちて遊ぶ子供をまりもたぬ 子供見恍るる山ざくら花」のまりは、このてまりと仰っていました。ちなみに、赤色は茜、茶色は栗、紺は藍、黄色はくちなし、緑はよもぎだそうです。

柳川のさげもんは、伊豆稲取の「雛のつるしかざり」、山形酒田市の「傘福」とならんで、日本の3大つるし飾りといわれているそうです。4月3日まで開催されていますので、是非お出かけ下さい。その際は、「柳川まり」を見落としないように。興味が倍加すること請け合いです。

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コメント

大島さん

柳川での活躍ぶりを、このコラムで嬉しく拝見しています。

本当に単身で、自炊しながら船頭さんをしているのですね。

それにしても素晴らしい人達との出会いのなかで、きっと
船頭の腕前もどんどん上手になっていることでしょう。

いつか大島さんの船で柳川下りをするのを楽しみにしています。

投稿: 服部 太郎 | 2007年3月31日 (土) 15時06分

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